| CALENDAR | ENTRY | COMMENT | TRACKBACK | CATEGORY | ARCHIVE | LINK | PROFILE | OTHERS |
『永遠の0』

マニアックにフィギュアスケートが好きな妹Bのパソコンは、
妹Bの視聴傾向を学習して頼んでもいないのに勝手にフィギュア関係の番組を録画する。
フィギュアの中継はもちろん、選手が出演するバラエティ番組もキッチリ録画。
現役ばかりか、引退して久しいしーちゃんすらバッチリ録画しておいてくれる。
なーのーにー。
先日のプレバトの織田信成だけ録画されてなかったのは何故…。
妹Bのパソを信じて録画していかなかったのにー!のにー!
あーあ、見たかったのになぁ。残念。

個人的な好みだけど、日本男子フィギュアではたかちゃんと織田くんがダントツ好み。
たかちゃんのシロウトでもわかるキレイなスケーティングと、織田君のキレイなジャンプが大好きです。
今シーズンは高橋よりも織田の方がいい演技してたと思うんだけどなぁ…点数に全然出てこなかったけどな!
織田くんはイイ。顔とアタマ以外は全部いい。
そんなワケでワタクシ、ソチの男子フィギュアでは全力でロシアを応援している予感がヒシヒシです。



狭く浅く(…)歴史が好きなワタクシ。
ベースの人格が移り気で気まぐれで堪え性がなくいいかげんなので、
家の床抜けそうな勢いで歴史本を積み上げているワリに知識は狭く薄い。
風の吹くまま気の向くままあの時代この時代と興味の対象は常にフラフラしているんだが、
年末の靖国騒ぎからこっち、明治初期から終戦までの帝国陸海軍あたりを彷徨っている。
そんな時期に絶賛大公開中ってのも何かの縁かもしれぬと、
何の期待も持たずに見に行ってみました『永遠の0』。

隣近所の女性陣からは軒並みグスグスと鼻をすする音が聞こえてきていたから、
涙なしには見られない感動作だったんだろうけど、感じ方ってのは人それぞれだからなぁ。
…っつーワケで、既にロクなこと書かない気配ムンムンですが、備忘録的に感想などを。
あくまでワタシ個人の感想なので、いい悪いの話じゃなくて、好き嫌いの話です。

この映画に感動した方には不向きかもってのと、シレッとネタバレ全開なので、
とりあえずたたんどきます。
※あくまで個人の感想です。
(つきましてはお怒り・お叱りは受け付けておりません)←







戦争賛美だとか、いやいやむしろ反戦映画だとか一部でやかましかったこの映画。
そーゆー社会的なウンヌンはさておいて、そもそも映画の出来が悪い。
この映画を見た記憶をゼロにしたいとか何とかどこぞの監督が言っていたようですが、
ゼロにしようと思わなくてもいずれゼロになる、ワタシ的にはけっこうライトな娯楽作っぽい出来映え。
戦争映画がライトってのも変な話だけど、ずしーんと何かが残る映画ではない。
たぶん、カッコよすぎたんだろう。そして親切すぎたんだろう。

主役が岡田准一ってだけで十分カッコいいのに、それに加えて設定が「凄腕の飛行機乗り」。
そんでもって、後から考えれば至極当然だけど当時はわかんなかったんだろうなってことを、
その当時に周りの空気に惑わされずただひとり指摘したりするんですよ、このひと。
真珠湾で空母を叩けなかったからこの作戦は失敗だとか、
ミッドウェーで魚雷を陸用爆弾に代えたりせずに待機しておくべきだったとか、
陸用爆弾を魚雷に代えてる時間なんてないから沈められなくても先に叩くべきだとか、
結果を知ってる人間からすりゃそうですよねとしか言いようがないことを指摘するのよ、その時点で。
まぁ、あの時その場で実際にそう思ってた人もいたんだろうけどさ、
それにしたって、なんつーか、同人誌レベルにいいとこどりな孤高のヒーローなワケですよ。
その時点で嘘くさいというか鼻につくというか、おいおい大丈夫かよこの映画、っつー暗雲が…。
人物設定とかエピソードとかが、ヲタ丸出しの表現でご免遊ばせだけど、すっげぇ同人誌っぽいっつーか。
自分の好きなキャラクターを自分の願望どおりに動かして自分の好きな決着をつけた物語にして、
一番満足してるのは誰よりも作った本人っつー。(同人誌ならばソレでいいと思っております)
なんつーかさ、全国規模で自己満オナニー公開中みたいな?(表現が悪すぎてスマン)
大げさにいうと『世界のすべてはこの主人公を輝かせるために存在している感』とゆーか…。

主人公が凄腕発揮して特攻で空母からの攻撃ものともせず突っ込んでくラストシーンなんて、
特攻なのに、一瞬「行け!」とか思っちゃったし、正直カッコよかった。特攻なのに。
ワタシが馬鹿だからそう思っただけかもしれないけど、他にもいるんじゃないかなぁ、そう感じた人。
そーゆー意味では、戦争賛美とか言われてもまぁ仕方ないかなぁと思ったり思わなかったり。
…そういえばどっかの首相がこの映画のラストシーンが一番よかったとか言ってたっけね…。
そして、常日頃から人の気持ちがサッパリわからないうえに思いやりもないニブチンなワタシは、
主人公の最後?最期?の表情をどう読み取ればいいのかよくわからなかったのでした。
戦闘力を全開に解き放って今ここに在る歓びとこの世界との訣別の思いとがないまぜになったよーな?
うーん、わからん。
…かといってご親切に、
(例)『…宮部はこの世への訣別の思いとともに、解き放たれたおのが闘争本能に打ち震えた』
…とか語り入れられても困るんだけどさ。
あーつくづく自分のポンコツな読解力が口惜しい。
ポンコツついでに、結局主人公がどうして特攻を志願したのかもよくわからなかったのですよ。
「彼らが死ぬことによって自分は生きている。俺はどうしたらいい」って、
自分の教え子が特攻で死んでいくのを見て、自分の代わりに死んでいく気がしたってこと?
それに耐えられなくなって自分も特攻で死にに行こうと思ったの? 悲しむ家族がいるのに?
なーんか、わかるよーなわからんよーな。
そもそもこの主人公、なんで軍人になったんだろ。
最終的にやくざになる兄ちゃんが、主人公が特攻に志願したことを知って怒るシーン、
いさめる主人公のしぐさがなんつーか、ほもほもし…(黙れ)。

ところで、この主人公は亡くなって靖国に帰りたいかしらね。絶対靖国じゃない気がするけど。



そして現代パートの、当時を知るじいさん達がまぁよく喋る喋る喋る。
ご親切にもありとあらゆることを台詞で説明しちゃう映画です。
わかりやすいっちゃーわかりやすいんだが、こうまで懇切丁寧に状況説明されちゃうと、
ただもう与えられる情報を右から左へと処理するだけで自分の感情が入り込む隙がないというか。
ワタシがそもそも感受性に乏しいってのも多分にあるけど、感情移入しにくい。
そういえばワタシ、映画の途中で何度か腕時計見たもんな。
そしてエピソードエピソードがいちいち分断されちゃうというか、
現代パートと過去パートが交互に出てくるせいで一連の流れを断ち切られるというか、
現代と過去を行き来するたびに一瞬「ぬ?」ってなって、映画の世界に入り込めない。
現代でもほとんどじいさんが喋ってるし、対比が乏しいのかなぁ。
いやしかし、合コンシーンの兄ちゃん姉ちゃんたちの馬鹿っぷりだけは見事に浮いてたな。
2004年に26歳つったら、ほぼほぼワタシと同世代なんですが、いやぁ実に馬鹿っぽかった。
…って今頃改めて気づいたんだけど(遅)、岡田准一と三浦春馬って同い年設定ってことか?
これもあの時代と現代との対比だったのね。へー。
最初に同い年だって台詞があったのに、同い年だって思って見てなかったや。(ばかめ)
親切に説明されてるのに聞き流してるワリに、説明ばかりでイヤだと文句言うっていうね。(勝手だな)

映画は作られたモノだってわかってるけど、その世界にめりこんで行きたいのよワタシは。
作られたモノだってことを忘れて、その世界に自分を放り込んで遊びたいのよ。
なのに、さあ泣け、ほら泣け、どうぞ泣けってたたみかけてくるように、
製作側の泣かせようという意図だけをビンビン感じるシーンが続くもんだから、逆に白けちゃって。
ああ、ココは泣かせたいひとが作った世界だったな、って。
終戦後のさわりこそホロッとしたけど、そこから後半にかけて加速をつけて陳腐になっていく。
その最たるモノが、やくざの慰み者なエピソード。アレ本当に余計。むしろ邪魔。
足し算しすぎて引き算忘れたっつーか、過剰なんだよなぁ、何もかも。
戦争映画なんだからそんなワケないと思うんだけど、結果的に何も感じなかった。ワタシは。
製作側「こうですよ」観客側「そうですか」的な、取説みたいな映画っつーか。
物語ではなく、制作者の意図が語りかけてくる映画っつーか。(意図を正しく理解してるかは別の話)

三浦春馬ってこんなに演技下手だったっけ…?って最初思ったけど、
しばらく見ているうちに、三浦春馬が不自然な演技をしているワケじゃなくて、
不自然な脚本をそのまま演じたらこうなったのか? って思い直したり。
赤の他人の前で自分の祖父を「おじいちゃんは…」と語る司法浪人中の26歳とか、
そもそもの設定からして不自然すぎる馬鹿でもなけりゃ、こうはならないんじゃないかと。
脚本がオカシイのか、そもそもの原作がオカシイのかはわからんが、
現代のシーンで主人公乗ったゼロ戦が飛んでくるシーンなんて、
何やらかしてくれてんだとポカーンとしたわ。
あげく三浦春馬に敬礼っぽいものよこすに至ってはもう、ワタシ顔ひきつってたと思う。
よく小説とかで、見えるはずのないものが見えたような気がした的なシーンがあるけど、
それを実写化してここまで滑稽なことってそうそうないと思う。
なんでああなっちゃったかなぁ。

ほぼ原作通りという話だけど、ワタシは原作未読なのでわからん。
単行本で本屋に並んでたときに手に取ったことがあるけれど、
たぶん作者の書く文章と相性が悪いんだろうな、ちょっと立ち読みしてそっと台に戻した。
文章の上手い下手はワタシにはわからんが、
なんつーか、テンポが合う文章と合わない文章があって、百田さんは合わないみたい。
あと、文章からなんとなーく、自己顕示欲と自己陶酔感が漂ってるように感じたのよね、ワタシには。
立ち読みしたのが冒頭の、
おそらく主人公が突っ込もうとした空母か何かに乗ってたアメリカ人の独白だったからかもしれないが。
映画も見たことだし、原作本も読んでみようかなぁと一瞬思ったんだけど、
金払ってまで読みたい感じもなく、かといって図書館でずーっと予約待ちしてまで読みたい感じもなく、
妹Aの家にあったらしいんだが本州から貸してもらってまで読みたい感じもないので、
きっと読まないんだろうなぁ。(ならわざわざ書くな)

あとエンディングのサザンがさ…曲はイイんだけど映画に合わない…。

ただ、CGはすごい。(VFXっていうんだっけ?)
今まで戦争の本を読んでても、イマイチ戦闘の画がアタマに描けてなかったんだけど、
この映画を見て「ああ、あの本のあのシーンはこーゆーことか!」ってのがいっぱいあった。
今まで読んだ本もう一度読み直したら、戦闘の描写もしっかりアタマに描けて理解度上がりそう。
戦争はイヤなんだけど、本当にイヤなんだけど、
戦うためだけに研ぎ澄まされたマシンってのにどっかドキドキする自分がいて、
赤城がどーーーんって出てきたときはちょっと「うおおおー」ってなっちゃった。(赤城だよね?アレ)
俯瞰で見た真珠湾とか、はぁなるほどねって感じだし、
戦争の本を読むときの参考映像としてはイイかもしれぬ。
ほっといても記憶はゼロになるって書きましたが、訂正。
戦闘シーンだけはゼロにならない。たぶん。
今度駆逐艦メインの映画作ってくんないかなぁ。
泣かせようとかそーゆーのはもういいんで、実録モノでお願いしたい。

在りし日の夏八木勲にちょっと胸が熱くなったりしましたが、総じてビミョーな映画でございました。

…ってここまでいいだけ好き放題書いてみたけど、ちょっと辛口っつーか悪口になってるよーな…。
性格が歪み破れ綻びたババアのたわごとですので、もしムカついてもスルーしてやってください。
そう、あくまで個人の感想です。←ココ最重要

映画・音楽 comments(2) trackbacks(0)
Comment








私もこの映画観ましたヨ
主人が本を読んでいて(私は途中までしか読めなかった。)
この映画見たいと言うので付き合いました。
涙もろい私は主人の「泣くから」の前フリに期待して
無く気満々だったのですがあまり泣けませんでした。
まー岡田准一が好きなので良かった事にしましたが。
結局本は読めないままツンであります。
from. ERU | 2014/02/05 09:49 |
ERUさん

そうでしたERUさんもご覧になったとブログに…! あわわ…。
なんだか好き放題書きすぎて、映画をご覧になった方が気分を害されるのではないかと、
アップしてからちょっと気にしたりしたけど結局放置しました。(おい)
ERUさんが気を悪くされてないといいのだけれど…。(なら好き放題書くな)

CMでタオルで涙拭いてるお客さんが写ってたので、
涙もろくないけどちょっとウルッときちゃうかも〜と思ってたんですが、
性格が破れ綻びているせいか、サッパリ泣けませんでした。
岡田准一は、なんつーか、ズルいっすよね!(何だソレ)
昔から、困ったように笑う男にキュンキュンする性癖なのですが、
ここ数年、岡田准一にたまにキュンキュンしてることがある。悔しい。
本人は先輩に向かって戦国時代ならもう死んでるとか言い放つ野郎なのに、ズルい!
原作本は、やっぱり読まないだろうなぁ。

コメントありがとうございましたー。
from. Yuki* | 2014/02/06 22:18 |
Trackback
この記事のトラックバックURL: http://henachoco69on.jugem.jp/trackback/876
<< NEW | TOP | OLD>>